―「もしトラ」が「トラ」になる!―

トランプは撃たれても天に拳を振り上げ強さをみせた。その場では悲鳴をあげてパニック状態の支持者は「USA」コールで応えて異常な熱気につつまれた!アメリカにヒーローが復活した瞬間だった。

アメリカでは過去にも大統領やその候補者らを狙った暗殺や未遂事件がたびたび起きている。実際にアメリカではこれまでの45人の大統領のうちエイブラハム・リンカーン(1865年)、ジェームズ・ガーフィールド(1881年)、ウイリアム・マッキンレー(1901年)、ジョン・F・ケネディ(1963年)の4人が暗殺されている。

また、11人の大統領が暗殺未遂に遭遇した。アンドリュー・ジャクソン(1835年)、セオドア・ルーズベルト(1912年)、フランクリン・ルーズベルト(1933年)、ハリー・トルーマン(1950年)、リチャード・ニクソン(1972年)、(10)ジェラルド・フォード(1975年)、ジミー・カーター(1975年)、ジョージ・H・W・ブッシュ(1993年)などです。今回のトランプの暗殺未遂で一番、思い出すのが、1981年におきたロナルド・レーガン大統領の暗殺未遂である。共和党の大統領レーガンはホテル前で銃撃され、重傷を負った。銃弾を受けて病院に運ばれるときに、救助員に向かって「君は共和党員かい?」と余裕をみせた。

今回、トランプは犯人からの銃弾をうけながらもとっさに身を伏せ、そのうち一発はトランプの胸に命中、幸い防弾チョッキをきていたため大事にはいたらず(Xの情報)、頭部をかすり、耳たぶに銃弾をうけながらも拳をふりあげて強いリーダーぶりをしめした。この有様は世界中に流れた。

その状況をみたイーロン・マスク。即座にトランプへの全面支持を表明。巨額な政治献金をするだろう。次期トランプ政権の宇宙デジタル長官(仮)に就任かもしれない。さらにヘッジファンドマネジャーのビル・アックマンもトランプを支持表明した。アックマンは2021年1月の連邦議会襲撃事件を受け、トランプは「辞任し、全国民に謝罪すべき」としていたが、今回立場を根本的にかえた。これで、トランプの政治資金もまったく心配ないだろう。

バイデン対トランプのテレビ討論会でバイデンのアルツハイマーの現状が露呈され「バイデンおろし」が民主党支持者や党内で噴出していたあとに起こった、トランプ暗殺事件。これでトランプ再選はほぼ確実になってきた。