―「もしトラ」の世界は目前だー
ジョー・バイデン大統領が民主党の大統領候補からついに7月21日に撤退を決断した。バイデンはカマラ・ハリス副大統領を大統領候補に推す。バイデンの撤退はオバマ元大統領から引導を渡された時点でやむを得なくなっていたが、民主党に挽回の余地があるとすれば、オバマ元大統領の妻であるミッシェル氏が出馬することであろう。そして、ハリス氏と組ませる。ファースト・レディーを務めたミッシェルは、周囲からも国民からも非常に高い評価を受けていた。さらにオバマ元大統領の人気も依然として高いも
のがある。
ミッシェル・オバマとカマラ・ハリスのどちらが大統領候補になってもかまいわない。ハリスが候補に残ることで、これまでに集めた資金を引き継ぐことが可能となる。民主党の党内手続きには不明な点があるが、バイデン大統領が「ハリスとミッシェルを頼む」と支持の姿勢を示せば、これまでバイデンを支持してきた選挙人および支持者も納得すると考えられる。そうなれば、カリフォルニア州をはじめとする民主党支持の州の票を維持することはできことになる。
トランプ前大統領の銃撃事件前と同様、激戦7州を制した候補が勝利すバイデン撤退後、ミッシェル・オバマ登場か!?
る構図に戻すことができる可能性があるす。ただし、激戦7州の動向を見ると、トランプが副大統領候補にバンスを選んだことで、共和党が有利な状態にあると思われる。バンスは激戦7州の1つ、オハイオ州 2 選出の
上院議員で地元の利がある。バンスが執筆した回顧録 3 『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』はベストセラーになった。激戦州におけるトランプ支持を固めるのにうってつけの存在と言えよう。